ローソク足とは何か

ローソク足は、ある時間の株価の動きを1本の図形で表したものです。
「日足」なら1日分、「5分足」なら5分間分の動きを1本で表します。

1本のローソク足には4つの価格が含まれています。

名前意味
始値(はじめね)その時間帯の最初の価格
高値(たかね)その時間帯の最も高い価格
安値(やすね)その時間帯の最も低い価格
終値(おわりね)その時間帯の最後の価格
💡 「4本値」と呼ばれる
この始値・高値・安値・終値の4つをまとめて「4本値(よんほんね)」と言います。ローソク足はこの4本値を1本の図形に凝縮したものです。

陽線と陰線

ローソク足には2種類あります。

陽線(上昇)
高値 終値 始値 安値
終値 > 始値
陰線(下落)
高値 始値 終値 安値
終値 < 始値

陽線:終値が始値より高い(上昇した)ローソク足。日本ではで表示されることが多い。

陰線:終値が始値より低い(下落した)ローソク足。日本ではで表示されることが多い。

💡 色の設定は証券会社によって異なる
「陽線=赤・陰線=青」が日本の一般的な配色ですが、「陽線=白・陰線=黒」や「陽線=緑・陰線=赤」の表示もあります。使っているツールの設定を確認しましょう。

ヒゲ(上ヒゲ・下ヒゲ)の意味

ローソク足の実体(四角い部分)から上下に伸びた線を「ヒゲ」と呼びます。

ヒゲの種類示す価格意味
上ヒゲ 実体の上端〜高値 一度高値まで上がったが、買いが続かず押し戻された
下ヒゲ 実体の下端〜安値 一度安値まで下がったが、売りが続かず戻ってきた
ヒゲの読み方

長い上ヒゲ:高値まで買われたのに跳ね返された → 「上に行こうとしたが売り圧力が強かった」サイン

長い下ヒゲ:安値まで売られたのに戻ってきた → 「下に行こうとしたが買い圧力が強かった」サイン

💡 ヒゲが長いほど「攻防が激しかった」
ヒゲが長いということは、その方向に値が動いたのに押し戻されたということ。特に長いヒゲは「その方向への動きが否定された」と読むことができます。

よく出るパターン6つ

ローソク足には形によって「名前」がついているものがあります。よく出るパターンを覚えておくと、チャートを読む速度が上がります。

大陽線
実体が大きい陽線。強い買いの勢いを示す。上昇トレンドの継続サイン。
大陰線
実体が大きい陰線。強い売りの勢いを示す。下落トレンドの継続サイン。
十字線(同時線)
始値と終値がほぼ同じ。買いと売りが拮抗。トレンド転換のサインになりやすい。
上ヒゲ陽線
高値で跳ね返された形。上値の重さを示す。上昇の勢いが弱まっているサイン。
下ヒゲ陽線(カラカサ)
大きく下落したが戻った形。下落後に出ると底値反転のサインとして注目される。
下ヒゲ陰線(トンボ)
下ヒゲが長い陰線。売られたが買い戻された形。下げ止まりの兆候として読む。
⚠️ 1本で判断しない
ローソク足のパターンは「傾向」であり、1本だけで売買判断するのは危険です。複数のローソク足の流れや、出来高・移動平均線との組み合わせで判断するのが基本です。

デイトレでの使い方

デイトレでは主に5分足・15分足のローソク足を見て判断します。

チャートを開く
5分足・15分足
直近のローソク足の
形と並びを確認
移動平均線・出来高と
合わせてトレンドを判断
✅ まずは「陽線・陰線・ヒゲ」の3つを意識するだけでOK
最初から全パターンを覚える必要はありません。「今のローソク足は陽線か陰線か」「ヒゲは上下どちらが長いか」を確認する習慣をつけるだけで、チャートの読み方は大きく変わります。

まとめ

  • ローソク足1本に「始値・高値・安値・終値」の4本値が含まれる。
  • 陽線(終値>始値・上昇)と陰線(終値<始値・下落)の2種類がある。
  • 上ヒゲは「上値の重さ」、下ヒゲは「下値の堅さ」を示す。
  • 大陽線・大陰線・十字線・下ヒゲ陽線などパターンに名前がある。
  • 1本だけで判断せず、複数の足の流れや移動平均線・出来高と合わせて読む。