フィボナッチとは何か
フィボナッチ数列(1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21…)から導かれる比率が、自然界や相場の値動きに繰り返し現れることから、テクニカル分析に応用されています。特に「価格がどこで反転するか」の目安として使われます。
💡 なぜ機能するのか
フィボナッチレベルが機能する最大の理由は、世界中の多くのトレーダーが「意識している」からです。自己成就的予言として機能します。
主要なフィボナッチレベル
リトレースメント(押し戻し)でよく使われる主要なレベルは以下の4つです。
23.6%
トレンドが強いとき
38.2%
よく意識される
50.0%
最もよく反応する
61.8%
黄金比率・最重要
61.8%は「黄金比率」と呼ばれ、最も強く意識されるレベルです。このラインで反転すれば上昇トレンド継続、下抜けると転換の可能性が高まります。
チャートへの引き方
フィボナッチリトレースメントは「高値から安値(または安値から高値)に向けて引く」のが基本です。
上昇後の押し目を計算する例
安値:800円 → 高値:1,200円(上昇幅400円)
38.2%戻し:1,200円 − (400円 × 0.382) = 1,047円
50.0%戻し:1,200円 − (400円 × 0.500) = 1,000円
61.8%戻し:1,200円 − (400円 × 0.618) = 952円
多くの証券会社のチャートツールにはフィボナッチリトレースメントを自動で引く機能があります。安値と高値を指定するだけで自動計算されます。
デイトレでの使い方
| 場面 | 使い方 |
|---|---|
| 上昇後の押し目買い | 38.2%・50%・61.8%付近で反転を確認してから買いエントリー |
| 下降後の戻り売り | 38.2%・50%・61.8%付近で再度下落を確認してから売りエントリー(信用取引) |
| 利確目標の設定 | エントリー後の目標価格として161.8%などの拡張レベルを使う |
⚠️ フィボナッチだけで判断しない
フィボナッチはあくまで「目安」です。レベルに到達したからといって必ず反転するわけではありません。ローソク足の形やRSIなど他の指標と組み合わせて判断しましょう。
他の指標との組み合わせ
| 組み合わせ | 使い方 |
|---|---|
| フィボナッチ + サポートライン | フィボナッチレベルと水平サポートが重なる価格は特に強い支持帯になる |
| フィボナッチ + RSI | 61.8%付近でRSIが30以下なら強い買いサイン |
| フィボナッチ + 移動平均線 | 25日移動平均線とフィボナッチレベルが近い価格は意識されやすい |
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まとめ
- フィボナッチリトレースメントは「価格がどこで反転するか」の目安を示す指標。
- 主要レベルは23.6%・38.2%・50%・61.8%。61.8%が最重要。
- 高値〜安値(または安値〜高値)にかけてラインを引くだけで自動計算される。
- サポートライン・RSI・移動平均線と重なる価格は特に注目度が高い。
- 単独で使わず、他の指標と組み合わせて判断する。