損益比率(RR比)とは何か

損益比率(リスクリワード比、RR比)とは、「1回のトレードで負けたときの損失」に対して「勝ったときの利益」が何倍かを示す指標です。

損失
損切り幅
利益
利確幅
損失1 :利益2 → RR比 1:2

たとえば損切りを−1万円、利確を+2万円に設定した場合、RR比は1:2です。

💡 RR比の読み方
「1:2」は「負けると1万円の損失、勝つと2万円の利益」という意味。RR比が高いほど、1回の勝ちで複数回の負けを取り戻せます。

計算方法と具体例

具体例:1,000円の銘柄を100株買う

エントリー価格:1,000円

損切りライン:980円(−20円 × 100株 = 損失2,000円

利確ライン:1,060円(+60円 × 100株 = 利益6,000円

→ RR比 = 2,000円 : 6,000円 = 1:3

計算式はシンプルです:

計算式

RR比 = 損切り幅(リスク): 利確幅(リワード)

例:損切り20円、利確60円 → 1:3

勝率との組み合わせで考える

RR比が高いと、勝率が低くても利益を出せます。以下は10回トレードした場合のシミュレーションです(1回あたりの損失:1万円)。

RR比 1:1
勝率40% / 10回
−2万円
勝4回(+4万) 負6回(−6万)
RR比 1:2
勝率40% / 10回
+2万円
勝4回(+8万) 負6回(−6万)
RR比 1:3
勝率40% / 10回
+6万円
勝4回(+12万) 負6回(−6万)

勝率40%でも、RR比が1:2以上あれば利益を出せます。逆に、どれだけ高い勝率でもRR比が1:1未満では長期的に勝てません。

⚠️ 「勝率」だけ見ていると危険
「勝率80%」でも、負けるときに大きく損して勝つときは少額、というパターンでは資産は減ります。勝率とRR比をセットで管理することが重要です。

トレードでの使い方

エントリーする前に、損切り・利確の価格を決めてRR比を計算する習慣をつけましょう。RR比が1:1.5未満のトレードは見送るのが基本です。

RR比評価推奨
1:3以上理想的積極的にエントリー
1:2良いエントリーOK
1:1.5最低ライン条件が揃えばOK
1:1以下悪い見送りを推奨
✅ エントリー前のチェック
「損切りラインと利確ラインを決める → RR比を計算する → 1:2以上なら入る」この手順を習慣にするだけで、トレードの質が大きく変わります。

OCO注文でRR比を固定する

RR比を設定しても、感情的に損切りできなければ意味がありません。OCO注文を使うと、損切りと利確を同時に注文できるため、設定したRR比を機械的に実行できます。

OCO注文でRR比 1:2 を固定する例

エントリー:1,000円で買い

OCO注文①(損切り):980円で逆指値売り(損失2,000円)

OCO注文②(利確):1,040円で指値売り(利益4,000円)

→ どちらかが約定したらもう片方は自動キャンセル。RR比1:2を感情なしで実行。

関連ツール
OCO注文計算ツール
損切り・利確の価格を自動計算してRR比を確認

まとめ

  • 損益比率(RR比)は「1回の損失」に対して「1回の利益」が何倍かを示す指標。
  • RR比が1:2あれば、勝率40%でも利益を出し続けられる。
  • エントリー前に損切り・利確ラインを決めてRR比を計算する習慣をつける。
  • 目安はRR比1:2以上。1:1以下のトレードは見送りを推奨。
  • OCO注文と組み合わせることで、感情に左右されずRR比を実行できる。
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