出来高とは何か
出来高とは、ある期間内に売買が成立した株の総数(取引量)のことです。
たとえば「本日の出来高:100万株」なら、今日1日で100万株分の売買が成立したという意味です。チャートでは価格グラフの下に棒グラフで表示されることが多く、棒が高いほど取引が活発です。
なぜ出来高が重要なのか
出来高は「その銘柄にどれだけ人が集まっているか」を示します。
デイトレで最も困るのは「売りたいのに売れない」「買いたいのに買えない」という状況です。出来高が少ない(人が少ない)銘柄では、思った価格で売買できないことがあります。
| 出来高が多い銘柄 | 出来高が少ない銘柄 | |
|---|---|---|
| 注文のしやすさ | ◎ 売買しやすい | ✕ 売買しにくい |
| スプレッド(売値と買値の差) | ◎ 小さい | ✕ 大きくなりがち |
| 急な値動き | ◎ 比較的安定 | ✕ 少ない注文で大きく動く |
出来高と価格の関係
出来高と価格の動きを組み合わせると、相場の勢いを判断できます。
| 価格の動き | 出来高 | 意味 |
|---|---|---|
| ↑ 上昇 | ↑ 増加 | 強い上昇。買いの勢いが強い。 |
| ↑ 上昇 | ↓ 減少 | 勢いが弱い上昇。反転に注意。 |
| ↓ 下落 | ↑ 増加 | 強い下落。売りの勢いが強い。 |
| ↓ 下落 | ↓ 減少 | 勢いが弱い下落。下げ止まりのサインかも。 |
なお、トレンドの方向そのものは移動平均線で判断します。「移動平均線でトレンドを見る × 出来高で勢いを確かめる」がデイトレのチャート分析の基本セットです。
デイトレの銘柄選びで出来高を使う
デイトレで銘柄を選ぶときは、その日の出来高ランキング(売買代金ランキング)を参考にするのが基本です。
多くの証券会社やサイトで「本日の売買代金ランキング」が確認できます。上位に来る銘柄は取引が活発で、値動きが大きいのでデイトレに向いています。
・株価が低すぎず高すぎない(500〜3,000円程度)
・その日ニュースが出て注目されている銘柄
出来高急増のサイン
普段より出来高が急激に増えたとき(出来高急増)は、何か大きな動きが起きているサインです。
・好決算・業績上方修正の発表
・大きなニュース(提携・買収・新製品発表など)
・著名な投資家やSNSで話題になった
・株価が重要な節目(高値・安値更新など)を超えた
ちなみにFXには出来高がありません。チャートに表示される「Volume」は取引量ではなく、価格が何回更新されたかのティック数です。株の出来高と同じようには読めないので、混同しないよう注意してください。
まとめ
- 出来高とは「売買が成立した株の総数」。棒グラフで表示されることが多い。
- 出来高が多い銘柄は売買しやすく、デイトレに向いている。
- 価格上昇+出来高増加 → 強い上昇サイン。価格上昇+出来高減少 → 勢いが弱い。
- 銘柄選びでは売買代金ランキング上位を参考にする。1日10億円以上が目安。
- 出来高急増は注目のサインだが、急騰銘柄への飛び乗りは慎重に。