2ヶ月の結果を先に
| 月 | 成績 | 損益 | 1トレード平均 |
|---|---|---|---|
| 6月 | 1勝4敗 | -4,590円 | -918円 |
| 7月 | 8勝0敗 | +12,210円 | +1,526円 |
金額もさることながら、1トレードあたりの平均が-918円から+1,526円へと大きく変わっています。ここに理由があります。
6月の取引記録(-4,590円)
まず負けた月から。すべて実際の約定履歴です。
| 決済日 | 銘柄 | 株数 | 買値→売値 | 損益 |
|---|---|---|---|---|
| 6/01 | ソニーFG | 300株 | 142.6 → 138.0 | -1,380円 |
| 6/02 | メタプラネット | 100株 | 276.9 → 272.0 | -490円 |
| 6/08 | NTT | 400株 | 149.9 → 145.0 | -1,960円 |
| 6/08 | メタプラネット | 200株 | 239.0 → 234.0 | -1,000円 |
| 6/10 | ソニーFG | 100株 | 145.6 → 148.0 | +240円 |
負けの中身を見ると、はっきりした共通点があります。
当時のルールは「損切り-600円」でした。-1,960円は、その3倍以上まで放置したことになります。ルールを決めていても、株数が多いと金額のインパクトが大きくなり、切る決断が鈍くなるのを実感しました。
7月の取引記録(+12,210円)
翌月です。同じ資金・同じ人間で、結果はこうなりました。
| 決済日 | 銘柄 | 株数 | 買値→売値 | 損益 |
|---|---|---|---|---|
| 7/08 | ユーグレナ | 100株 | 351.0 → 352.0 | +100円 |
| 7/09 | ソフトバンク | 100株 | 212.2 → 215.5 | +330円 |
| 7/13 | ユーグレナ | 100株 | 342.0 → 352.6 | +1,060円 |
| 7/14 | メタプラネット | 100株 | 235.5 → 241.0 | +550円 |
| 7/16 | NTT | 100株 | 148.9 → 151.1 | +220円 |
| 7/22 | メタプラネット | 300株 | 平均237.5 → 255.0 | +5,260円 |
| 7/22 | NTT | 100株 | 150.0 → 151.9 | +190円 |
| 7/31 | メタプラネット | 300株 | 平均230.0 → 245.0 | +4,500円 |
8勝0敗。そして利益の8割(9,760円)は、メタプラネットの300株ポジション2回から出ています。
何を変えたのか
結果が変わった要因を、データから3つに絞りました。
| 項目 | 6月 | 7月 |
|---|---|---|
| 銘柄 | ソニーFG・NTT・メタプラネットと分散 | メタプラネットに集中(利益の8割) |
| 買い方 | 一度にまとめて買う | 下がるたびに分けて買う(ナンピン) |
| 保有期間 | 10〜11日(塩漬け化) | 1〜8日 |
① 銘柄を絞った
6月は3銘柄をバラバラに触っていましたが、7月はメタプラネット中心に切り替えました。同じ銘柄を繰り返すと値動きの癖がわかってくるのが最大の利点です。「この価格帯まで下げたら反発しやすい」という感覚が、実際の売買判断につながりました。
② ナンピン(買い増し)を取り入れた
6月は「買って、下がって、耐えて、切る」でした。7月は下がったところで買い増す形に変えています。これが最大の変化です。
③ 保有期間が短くなった
6月の負け2つは10日・11日の保有。7月は最長でも8日です。長く持つほど「戻るまで待とう」という心理が働き、損切りができなくなります。
ナンピンが機能した2回
7月の利益の大半を生んだ2つのトレードを、買い付けの内訳まで公開します。
7/22決済(+5,260円)
| 日付 | 売買 | 株価 | 株数 |
|---|---|---|---|
| 7/15 | 買い | 245円 | 100株 |
| 7/16 | 買い増し | 231円 | 100株 |
| 7/16 | 買い増し | 236.4円 | 100株 |
| 7/22 | 売却 | 255円 | 300株 |
平均取得単価237.5円 → 255円で決済。+5,260円でした。
7/31決済(+4,500円)
| 日付 | 売買 | 株価 | 株数 |
|---|---|---|---|
| 7/23 | 買い | 240円 | 100株 |
| 7/24 | 買い増し | 230円 | 100株 |
| 7/27 | 買い増し | 220円 | 100株 |
| 7/31 | 売却 | 245円 | 300株 |
こちらは10円下がるごとに100株ずつ買い増すという形がきれいに出ています。平均取得単価は230円、245円で決済して+4,500円。
✅ ナンピンが効いた理由
初回の240円で買った100株だけなら、245円で売っても+500円にしかなりません。
下がったところで買い増して300株にしたことで、同じ245円への戻りが+4,500円(9倍)になりました。下落を利益に変換したのがナンピンです。
正直に書いておくこと
「ナンピンすれば勝てる」と読まれると危険なので、都合の悪いことも書いておきます。
8勝0敗は、正直に言って出来すぎです。メタプラネットが220〜255円のレンジで上下していたから、下で買って上で売る形がハマりました。一方向に下げ続ける相場だったら、同じやり方で大きな含み損を抱えていたはずです。
300株持つということは、1円動くと300円動くということです。今回は上に動きましたが、下に動けば同じスピードで損失が膨らみます。実際、下落幅30円に対して平均取得単価は15円しか下がりません(詳しくはこちら)。単価が下がった安心感の裏で、リスクは確実に増えています。
6月に-1,960円を出した原因は「損切りできなかったこと」です。7月は全部勝ったので損切りする場面がありませんでした。つまり本当の課題はまだ検証されていないということです。次に大きく下げたときに切れるかどうかが、本当の分かれ目になります。
累計成績
4月に始めてからの通算です。
19勝8敗、税引前+11,800円。そこから約20.315%の税金を引いて、手元に残るのは約9,403円です(税金の計算方法はこちら)。
まとめ
- 6月は-4,590円(1勝4敗)。原因は株数の多さ(400株)と持ちすぎ(11日)で、損切りルールを3倍超えて放置した。
- 7月は+12,210円(8勝0敗)。利益の8割はメタプラネットの300株ポジション2回から。
- 変えたのは①銘柄を絞る ②下がったら買い増す ③長く持たないの3点。
- ナンピンで300株にしたことで、同じ値幅の戻りが+500円→+4,500円(9倍)になった。
- ただし7月は相場に恵まれた。損切りする場面がなかったので、本当の課題はまだ検証されていない。
- 通算27トレード・19勝8敗・税引後+9,403円(元手10万円に対して約9.4%)。