FXとは?株との違いを初心者向けにわかりやすく解説

初月の結果を先に

2026年7月27日から31日までの5営業日、実際に取引した結果です。証券会社の月次報告書に記載された確定値です。

取引回数
48回
勝率
70%
損益
-6,014円
口座残高の推移
50,000円 → 43,986円
(-12.0%)

5営業日で48トレード、資金は12%減りました。勝ちは32回、負けは14回、引き分け2回です。3回に2回は勝っているのに、資金は減っています。

⚠️ 最初は「-1,027円」だと思っていた
取引アプリの履歴は3日分しか遡れません。そのため序盤に確認したときは-1,027円だと認識していました。月末に月次報告書(PDF)を取得して初めて、実際は-6,014円だったと判明しています。記録を残す仕組みがないと、自分の成績すら正しく把握できないという教訓でした。

勝率70%で負ける仕組み

原因は明確でした。1回の勝ちと1回の負けの大きさが、まったく釣り合っていなかったためです。

区分回数合計1回あたり平均
勝ち32回+9,523円+298円
負け14回-15,537円-1,110円
引き分け2回0円
合計48回-6,014円

✅ 平均損失が平均利益の3.7倍

勝ち平均+298円/負け平均-1,110円 = 損益比 1:0.27

この比率だと、勝率79%を超えないと利益が残りません。実際の勝率は70%だったので、計算通り負けています。

ここで重要なのは、勝率をさらに上げても解決しないことです。勝率を75%に上げても、この損益比のままなら赤字が続きます。変えるべきは勝率ではなく「1回の負けの大きさ」でした。

この構造は損益比率(RR比)の記事で解説した通りですが、頭で分かっていることと、実際に守れることは別物だと痛感しました。

日別の推移

日付取引回数損益
7/27(月)5回+52円
7/28(火)9回-1,079円
7/29(水)9回+1,741円
7/30(木)15回-4,532円
7/31(金)10回-2,196円

注目すべきは7/29に+1,741円勝った翌日、7/30に-4,532円負けている点です。勝った翌日に取引回数が9回から15回に増えており、勢いに乗って回数を増やした結果、大きく崩しています。

最大の失点日(7/30・-4,532円)

この日だけで15回取引しています。決めていたルールは「1日1〜2回」でした。特に大きかった2トレードがこちらです。

時刻売買数量建値→決済損益
23:27売り4,000通貨159.000 → 159.600-2,400円
23:46買い4,000通貨159.602 → 158.994-2,432円

この2回だけで-4,832円。1日の損失のほぼ全てです。しかも23:27に売って損切りした直後、23:46に真逆の買いを入れてまた損切りしています。値動きに振り回されている典型的な形でした。

⚠️ 相場が悪かったわけではない
この期間、ドル円は163円台から159円台へ約400pips下落する明確なトレンド相場でした。方向感があり、本来なら取りやすい地合いです。実際7/30も、トレンドに沿った売りでは+944円・+976円と取れています。負けたのは相場ではなく、自分の執行が原因でした。

決めたルールを守れていたか

始める前にルールを決めていました。実際どうだったかを照合します。

決めたルール実際判定
1日1〜2回(上限3回)7/30に15回、7/31に10回
1トレードの損失は-1,000円まで-1,000円超が7回
数量は2,000通貨で固定4,000通貨を常用
証拠金維持率300%以上7/28時点で153%
週末・重要指標をまたがないまたいでいない

一番こたえた事実

「2,000通貨で固定する」というルールを決めたのは7月29日です。その翌日から、4,000通貨を常用していました。

ルールを作った直後に、そのルールを破っていたことになります。知識の問題ではなく、実行の問題でした。

ポジションサイズを感覚で決めてしまうのが、そもそもの間違いです。口座資金と損切り幅から逆算すれば適正な数量は計算できます(FX計算ツールで自動計算できるようにしました)。

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初月で分かったこと

① 勝率は問題ではなかった

70%という勝率は決して悪くありません。相場の方向を読む部分では、そこそこ機能していたと言えます。それでも負けたのは、入り口ではなく出口(決済)に問題があったからです。

② 勝った翌日が一番危ない

7/29に+1,741円勝った翌日、取引回数が9回→15回に増えて-4,532円。「今日はいける」という感覚が、そのまま損失につながっています。調子がいいときこそ回数を増やさないのが鉄則だと実感しました。

③ 記録がないと自分の成績すら分からない

アプリの履歴が3日で消えるため、途中まで「-1,027円」だと思い込んでいました。実際は6倍の-6,014円です。月次報告書を毎月保存するという仕組みを作らないと、振り返りようがありません。

④ ロットを上げるのは最も簡単で、最も危険

2,000通貨から4,000通貨に上げれば、利益は2倍になります。同時に損失も2倍です。「もう少し稼ぎたい」という気持ちが、そのままリスクの倍増になっていました。

来月やること

結論として、やることは1つだけです。決めたルールを守る。新しい手法を探すより先に、これが検証すべき唯一の項目になります。

項目8月のルール
通貨ペアUSDJPYのみ
数量2,000通貨で固定(勝っても増やさない)
損切り-25pips(-500円)※OCOで同時発注
利確分割(1,000通貨を+25pips、1,000通貨を+50pips)
取引回数1日1〜2回

損切りを-25pips(-500円)に固定すれば、平均損失-1,110円が半分以下になります。利確を+25〜50pipsに置けば損益比は1:1〜1:2になり、勝率70%のままでも黒字に転じる計算です。

ポジションサイズの決め方はポジションサイズとリスク管理、損切り幅の考え方は損切りの決め方で解説しています。どちらも株向けに書いた記事ですが、考え方はFXでもそのまま使えます。

💡 資金は10万円に増やします
8月から入金して10万円体制にします。ただしロットは2,000通貨のまま据え置きます。資金を増やすのは、リスクを増やすためではなく証拠金に余裕を持たせるためです。

正直に書いておくこと

FXは通貨の売買なので、株のように企業が利益を生む仕組みがありません。参加者同士で利益を奪い合うゼロサム(手数料を引くとマイナスサム)の世界です。放置していても増えるインデックス投資とは、前提から違います。

実際、同時期に運用しているNISAのインデックス積立は、何もしていないのに含み益が出ています。それと比べると、FXで5営業日かけて-6,014円という結果は、労力に対して割に合っていません。

それでも記録を続けるのは、失っていい金額の範囲で、自分の判断がどれだけ甘いかを可視化できるからです。この-6,014円は、リスク管理の重要性を身をもって理解するための授業料だと考えています。

まとめ

  • FX初月(7/27〜31・5営業日)は48トレード・勝率70%・-6,014円。口座は5万円→43,986円(-12.0%)。
  • 負けた原因は勝率ではなく損益比0.27(平均利益+298円 vs 平均損失-1,110円)。この比率では勝率79%が必要。
  • 最大の失点は7/30の-4,532円。勝った翌日に取引回数を9回→15回に増やした結果。
  • 相場は400pips動くトレンド相場で、地合いは悪くなかった。負けたのは執行の問題
  • 「2,000通貨固定」のルールを決めた翌日から4,000通貨を使っていた。知識ではなく実行が課題。
  • 8月は新ルール(2,000通貨固定・損切り-25pips・分割利確・1日1〜2回)を守れるかどうかだけを検証する。

※ 本記事の数値はSBI証券の月次報告書に基づく実際の記録です。特定の投資手法や商品を推奨するものではありません。FXはレバレッジにより大きな損失を被る可能性があります。投資判断はご自身の責任でお願いします。