この記事が対象にしている期間
前回(③)は9月17日〜28日でした。今回はその続きです。
| 期間 | 件数 | 結果 | 記事 |
|---|---|---|---|
| 9月17日〜9月18日 | 旧ルール4件 | −852円 | ③ |
| 9月21日〜9月28日 | 新ルール17件 | +2,115円 | ③ |
| 9月29日〜10月6日 | 新ルール13件 | +113円 | この記事 |
| 新ルール通算 | +2,228円(30件) | — | |
先に結果:前回の続き13件はトントンだった
13トレードやって+113円です。pipsでは+2.9pips。PF 1.031は「ほぼトントン」で、手数料やスプレッドを考えればマイナスと言っていい水準です。
13連勝の次に起きたこと
前回の記事と今回を並べると、何が起きたかがはっきりします。
| 項目 | 前回(17件) | 今回(13件) |
|---|---|---|
| 勝率 | 82.4% | 61.5% |
| プロフィットファクター | 2.017 | 1.031 |
| 平均の勝ち | +9.19pips | +11.95pips |
| 平均の負け | −21.27pips | −18.54pips |
| 合計 | +64.9pips | +2.9pips |
興味深いのは、勝ちも負けも、1回あたりの大きさは悪くなっていないことです。平均の勝ちはむしろ+9.19→+11.95pipsに増えています。平均の負けも−21.27→−18.54pipsと小さくなりました。
変わったのは勝率だけです。82.4%が61.5%になった。それだけでPFが2.017から1.031へ落ちました。
📌 前回「待てば戻る相場に支えられている」と書いた
前回の記事で、過去データの勝率は35%なのに実測が82.4%なのは「切らずに待っているから」で、戻らない相場が続けば勝率は簡単に70%を割ると書きました。
13トレードで61.5%まで落ちました。予想が当たったというより、82.4%のほうが異常値だったと考えるのが自然です。
30件の確定値
ルールを作り直してから30件たまりました。これが現時点の全部です。
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| トレード数 | 30件 |
| 損益 | +2,228円 / +67.8pips |
| 勝敗 | 22勝8敗(勝率73.3%) |
| プロフィットファクター | 1.433 |
| 平均の勝ち | +10.20pips |
| 平均の負け | −19.56pips(勝ちの1.92倍) |
| 損益分岐勝率 | 65.7% |
| 余裕 | 7.6ポイント |
前回は余裕が12.6ポイントありました。いまは7.6ポイントです。勝率が65.7%を割った時点で赤字に転じます。
前回の記事の前提が、2日で崩れた
前回の記事で、損切り幅についてこう書きました。
この記事を公開した2日後に、−24.2pipsまで沈んでから勝ったトレードが出ました(結果は+5.9pips)。
| 時点 | 勝ちトレードの最深 | −25pipsとの距離 |
|---|---|---|
| 9月28日(17件) | −22.6pips | 2.4pips |
| 10月6日(30件) | −24.2pips | 0.8pips |
⚠️ ここから分かること
「勝ちの最深」は固定値ではありません。件数が増えれば、必ず深くなります。
その値から損切り幅を逆算する方法は、サンプルが増えるたびに前提が動くということです。17件で引いた線は、13件足しただけで余裕が2.4pips→0.8pipsに縮みました。
損切りの境目は−24と−25のあいだにある
30件すべての最大逆行を記録してあるので、「機械的に損切りを入れていたら」を後から計算できます。
| 損切り幅 | 合計pips | 切られる件数 | 実際との差 |
|---|---|---|---|
| −20pips | +6.7pips | 7件 | −61.1pips |
| −22pips | +22.1pips | 5件 | −45.7pips |
| −24pips | +55.0pips | 4件 | −12.8pips |
| −25pips | +82.3pips | 2件 | +14.5pips |
| −28pips | +76.3pips | 2件 | +8.5pips |
| −30pips | +73.7pips | 1件 | +5.9pips |
| 実際(待った) | +67.8pips | — | — |
−24と−25のあいだで27pips変わります。幅をたった1pips動かしただけです。
理由は単純で、勝ちトレードの最深が−24.2pipsだからです。−24に置くとその勝ちが死に、−25なら生き残る。この結論は0.8pipsの差の上に乗っています。
この手の最適化は、サンプルが増えるたびにひっくり返ります。
直近2件は、どちらも−25付近だった
| # | 結果 | 最大逆行 | −25pipsだったら |
|---|---|---|---|
| 29 | −24.6pips | −24.6pips | 切られずに済んでいた(0.4pips差) |
| 30 | −28.6pips | −29.4pips | −25で済んでいた(3.6pips改善) |
負けの形が見えてきた
8件の負けを並べると、共通点があります。
| # | 結果 | 最大含み益 |
|---|---|---|
| 14 | −35.9pips | −0.4pips |
| 24 | −18.4pips | +0.5pips |
| 29 | −24.6pips | +5.2pips |
| 30 | −28.6pips | +5.3pips |
大きく負けた4件は、どれも最大含み益が+5.3pips以下です。入った直後からほとんどプラスにならず、そのまま沈んでいます。
逆に勝った回は、途中でちゃんと含み益が出ています。「入ってすぐ伸びないトレードは負けになりやすい」という傾向が、30件で見えてきました。ただしこれは4件の観察なので、まだ仮説です。
口座全体は良くなっている
ここまではルール適用分の話です。口座全体の数字も出しておきます。
| 期間(直近30日) | 約定件数 | 合計実現損益 |
|---|---|---|
| 8/29〜9/28 | 356件 | −23,350円 |
| 9/02〜10/01 | 249件 | −20,412円 |
| 9/03〜10/02 | 243件 | −18,412円 |
| 9/06〜10/05 | 148件 | −2,676円 |
| 9/07〜10/06 | 152件 | −4,804円 |
約定件数が356件から152件へ、半分以下になりました。それに連れて損失も−23,350円から−4,804円まで縮んでいます。
これは手法が良くなったからではなく、ルール外で適当に触る回数が減ったからです。30件のルール適用分が+2,228円なので、残り120件ほどで−7,000円ほど負けている計算になります。まだルール外のほうが件数は多いですが、以前の339件に比べれば大きく減りました。
正直に書いておくこと
口座はまだマイナスです
直近30日で−4,804円。改善はしていますが、プラスではありません。ルールで取った30件が+2,228円というだけです。
30件でも足りません
負けはまだ8件です。「平均の負け−19.56pips」は8件の平均で、次の数件で簡単に動きます。損益分岐勝率65.7%という線も、同じ理由で動きます。
当初「30件たまったら判断する」と書きましたが、30件では判断材料が揃っただけで、結論は出せないというのが正直なところです。特に損切り幅の最適値は、1件のトレードが結論を決めている状態で、これを採用するのは過剰最適化に近い。
★切れ★を無視する判断は、まだ正しいか分からない
ルールの条件が崩れたら通知が出る仕組みを使っていますが、無視して持ち続けた回が複数あります。今回の13件では結果が割れました。
| # | ★切れ★からの経過 | 結果 |
|---|---|---|
| 28 | エントリーの2分後に通知 | +23.0pips |
| 29 | エントリーの7分後に通知 | −24.6pips |
| 30 | エントリーの41分後に通知 | −28.6pips |
同じ判断で結果が逆になっています。無視するのが正しいかは、まだ分かりません。
ロットを固定していません
3,300通貨から4,000通貨のあいだで動かしています。本来はリスク管理として固定すべきところです。
まとめ
この記事(2026年9月29日〜10月6日・13トレード/通算30件)
- 今回の13件は +113円/+2.9pips/PF 1.031。ほぼトントンだった。
- 前回の17件はPF 2.017・勝率82.4%。変わったのは勝率だけ(82.4%→61.5%)で、1回あたりの勝ち負けの大きさは悪くなっていない。
- 通算30件は +2,228円/+67.8pips/22勝8敗/PF 1.433。
- 損益分岐勝率は65.7%。いまの73.3%との余裕は7.6ポイント(前回は12.6ポイント)。
- 前回「勝ちは全部−22.6pips以内から戻る」と書いたが、2日後に−24.2pipsが出た。勝ちの最深は件数が増えれば深くなる。
- 損切りは−25pipsが最良(+82.3pips)だが、その結論は0.8pipsの差=たった1件が決めている。採用するには根拠が細すぎる。
- 大きく負けた4件は最大含み益が+5.3pips以下。入ってすぐ伸びない回は負けになりやすい(仮説)。
- 口座全体は約定件数が356件→152件に減り、損失も−23,350円→−4,804円に縮んだ。ただしまだマイナス。
次回(⑤)は50件到達時点で書きます。見るのは損切り幅の最適値ではなく、負けの分布がどこまで広がるかです。最悪の負けが−41.3pipsのままなのか、もっと深いものが出るのかで、置くべき幅が変わります。